再雇用後の給与交渉を成功させる実践法
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はじめに:なぜ今「再雇用の待遇交渉」が注目されているのか
note.comでは2024年後半から、「定年後の再雇用で給与が激減した」「待遇に納得できないまま働いている」という当事者の声が相次いで投稿されています。そのトレンドは2025年を経て今もなお続いており、多くの共感とともに「どう交渉すればよかったのか」という問いが繰り返されています。
実際、2025年の高年齢者雇用安定法の改正強化により、65歳までの雇用確保は企業の義務となりました。しかし、雇用の「継続」が義務化されても、給与や処遇の「水準」までは法律が保証してくれるわけではありません。定年前と比べて給与が4〜6割に下がるケースも珍しくなく、モチベーション低下や生活設計の狂いにつながっているシニア世代が後を絶ちません。
lifreno.comはこれまで多くの50〜65歳の方々の再就職・再雇用を支援してきました。その経験をもとに、「交渉しにくい」と感じがちなシニア世代が、自分らしく納得のいく条件を引き出すための実践的な方法をお伝えします。
交渉前に必ず行う「自己価値の棚卸し」
給与交渉で最も大切なのは、感情論ではなく根拠のある話し合いです。そのために欠かせないのが、自分の「市場価値の棚卸し」です。
まず、これまでのキャリアで培ったスキルや実績を具体的に書き出してください。数字で示せるものが特に有効です。「年間売上を15%改善した」「後輩育成で10名以上を管理職に引き上げた」といった事実は、交渉の場で強い根拠になります。
次に、同業他社や類似職種の給与水準を調べましょう。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」やハローワークの求人情報、転職サイトの給与データなどが参考になります。「業界相場から見て自分の条件はどうか」を客観的に把握しておくことで、感情に流されない冷静な交渉ができます。
交渉のタイミングと場の設定
再雇用時の交渉には、最もチャンスとなる三つのタイミングがあります。
一つ目は「定年前6か月から3か月の時期」です。再雇用契約の内容が正式に提示される前に、上司や人事担当者と非公式に希望を伝えておくことが重要です。「条件の相談をしたい」と事前に伝えるだけでも、企業側は準備を始めます。
二つ目は「契約更新のタイミング」です。多くの再雇用は1年ごとの契約更新制。更新の2か月前には希望を伝え始めましょう。
三つ目は「業績や成果が見えたとき」です。プロジェクト完了後や評価面談の直後は、実績をもとに給与改善を求める好機です。
場の設定も重要です。廊下での立ち話ではなく、「少しお時間をいただけますか」と正式な面談を申し込む姿勢が、交渉を真剣に受け止めてもらうための第一歩です。
具体的な伝え方のポイント
交渉の場では、以下の三点を意識してください。
まず、希望額を先に伝えることです。「いくらでも」という姿勢では交渉になりません。「月給○○万円を希望しています」と明確な数字を出すことで、議論の基点が生まれます。
次に、希望の理由を実績と結びつけることです。「長年の経験があるから」という情緒的な主張より、「この業務では昨年度、〇〇の成果を出しました。この貢献度を踏まえてご検討いただけますか」という形のほうが、相手に響きます。
そして、交渉は給与だけに限らないことも覚えておいてください。テレワーク勤務日数の増加、勤務時間の短縮、担当業務の変更、資格取得支援など、金銭以外の条件改善も「待遇交渉」の立派な一部です。総合的な働きやすさを視野に入れると、交渉の選択肢が広がります。
断られたときの対処法
残念ながら、交渉が一度で成功するとは限りません。断られた場合は、理由を丁寧に確認しましょう。「会社の方針」「予算の制約」など、一時的な事情であれば、半年後に再度提案する余地があります。
また、社内交渉がどうしても難しい場合は、再就職という選択肢も視野に入れることをおすすめします。lifreno.comには、シニア世代のスキルや経験を正当に評価してくれる企業の求人情報が多数あります。「今の会社に残るだけが選択肢ではない」という気持ちのゆとりが、実は交渉時の自信にもつながります。
読者のみなさんへ
50代・60代のみなさん、長年積み上げてきた経験と知識は、本来もっと評価されるべきものです。「交渉なんて失礼かもしれない」「もめたくない」という遠慮が、自分の可能性を狭めてしまうことがあります。
自分の価値を正しく伝えることは、けっして図々しいことではありません。むしろ、これからの働き方を自分でデザインするための大切な第一歩です。lifreno.comはこれからも、みなさんの再スタートを全力で応援します。











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